本日は【秩父吉田様】にお呼び頂き、吉田カップに参加してきましたので報告いたします。
絶好のサッカー日和となった秋晴れの中、全4試合戦ってくれました。
会場は、秩父取方サッカ場です。
美里戦
吉田戦
秩父西戦
影森戦
結果
まとめ
ウォーミングアップ後、選手全員でストレッチ。
身体を伸ばす事で、どの部分に効果(自覚)が出て、それが良いのは「なぜなのか」を説明。
例として、学校の授業中の姿勢やボールを蹴る瞬間の筋肉伸縮を。
選手からは、
『痛い~』
『あ~』
それは効いている証拠です。
辛いことからは逃げてしまいがちですが、それは理由が判然としていないから。
このストレッチにしても、私が「やりなさい!」と言うのと、「これにはこういう理由があるんだよ」と説明しながら行うのでは大きな違いがありますし、取り組んだ効果も異なります。
私からすると いつもの選手と違い、痛みに耐える顔が見られるからという側面もありますがね(笑)
さて、初戦の美里戦に話を移します。
試合開始からボールを保持できる展開。
しかし、肝心な場面では相手の激しい寄せもあり侵入できません。
身体の大きな選手が居ない成田フリーダムとしては、激しいプレスを回避するためにボールを素早く動かす必要がありました。
徐々にサイドから優位になり始め、ラインブレイクの回数が増え始めましたが、オフサイドや相手のカバーリングに阻まれます。
そうした中で焦りも見え始め、シュートもペナルティーエリア外からのミドルが多くなり、決定機には繋がりません。
逆に相手のロングボールから何度かラインブレイクを許しそうになるなど失点の危険もありました。
まずはリラックスが重要と考え、前線の選手へ味方に分かる動きを提案。
サイドで優位なので、そこからどんなコンビネーションが出来るのか2点話しました。
得点はそのサイド攻撃から。
左サイドから中を窺いながら、しっかりとチャンスに決めてくれました。
得点後は決定機も増えましたが、相手GKのセービングや枠外シュートなど追加点が奪えず終了。
「何とか1点入ってくれた」
攻撃面ではこれが正直なところです。
守備陣はGKも含め安定していました。
ただ、全体の守備としては、もっと積極的なチャレンジが出来るのにな...と。
どうすればスイッチが入るか。
試合終了と同時にそんな事を考えていました。
初戦終了後、10分ほど休んだ後に第2戦。
正直なところ話をするよりも休息が必要でしたので、状態確認程度で送り出しました。
この試合もボール保持は成田。
1試合目同様にサイドを起点に相手を押し込んでいました。
攻撃でもペナルティーエリア手前までのアイデアは頼もしかったですが、そこからのシュートやクロスに対して動き出しや動き直しが少なく、ただシュート本数が増えるばかり。
虎視眈々とカウンターのチャンスを狙っていた相手にヒヤリとさせられる場面も何度かありました。
そうして焦りと疲れからプレーに躍動感と連動性が無くなり、無得点で試合終了。
選手の表情からも不完全燃焼なのはわかりましたし、私からも「こういう試合は落としてはいけないね」と話しました。
次の試合に切り替えつつ、どう成田らしく戦うかをアドバイスしました。
2試合目を不完全燃焼で終えた成田フリーダム。
本日のハイライトとなる試合が、3試合目でした。
勝てば1位トーナメント、引き分け・負けでは2位トーナメントというチャレンジャー側での戦い。
選手・私の事前情報として、素晴らしい個を持つ選手を警戒。
彼らを如何に試合から遠ざけるか、こちらが彼らを上回れるかが焦点でした。
今季の4種でも大いに力を発揮してくれた成田17番のハードさと、この試合から駆けつけてくれた9番の前後で相手を挟み撃ち。
CBに対しては、彼をターゲットにして何人攻撃に絡めるか。
固唾を飲んでキックオフ。
まずは中盤での戦い。
成田17番が超々気合の入ったプレーで相手のスピードを消せば、そこを9番がパワフルにボール奪取!
空中戦でも7.2.9番が集中した対応ではじき返していきます。
『安心』そんな気持ちで見られるプレーの連続でした。
CBに対しては、最低でも2枚でかく乱できており、得点もその場面から。
久しぶりにFW出場となった5番(誕生日おめでとう!!)が右サイドへフリーランニングし、中央へ折り返すと左サイドから中央へ侵入してきた10番がリラックス状態でダイレクトシュート。
狙い通りの形で先制します。
この場面では、しっかりとチャンスを窺っていた19番とサイドのサポートに入っていた7番もGOODでしたね。
一気にテンションが上がった成田は、その後も攻め立てますが、前半は1-0で折り返し。
HTは選手のテンションが高く、特に指示しませんでしたが、相手の変化に気付くように注意しようと一言だけ。
後半も攻勢に試合を進めます。
相変わらずの17番+9番で中央を制し、19番と10番でサイドを崩しにかかります。
後半も攻勢に試合を進めます。途中からFW投入した11番も身体の強さを活かしながら、惜しいチャンスを創出。
3番・4番も迷いは見られましたが、チャンスに絡む意識と課題であった集中力も切らさずにプレーしてくれていました。
追加点は、右サイドを抉った19番からのコース・スピードともに素晴らしいクロスを逆サイドからハードワークして侵入してきたキャプテン2番が、難しいショートバウンドを綺麗に合わせました。
これで2-0。
こうなると無失点で試合を終わらせることが出来るのかでしたが、俄然勝負を諦めない相手のチャレンジに最後までヒヤヒヤさせられましたが、何とかそのまま勝利しました。
この試合がハイライトと言えるのは、最後まで諦めずに向かってきてくれた秩父西の選手達に感動したから。
成田フリーダムU12は、恥ずかしながら負ける事の方が圧倒的に多いのです。
そんな中でも私が大切にしているのは、負けた時の自分の背中。
選手よりも私が先に相手チームへお礼を言わせて頂きます。
むしろ勝ったようなテンションで。
勿論、試合中に相手選手が良いプレーをしたら、立ち上がって褒めますし、試合終了後に声を掛けに行くこともあります。
なぜなら、対戦してくれたから。
素晴らしいプレーだったから。
心を揺さぶられ、勉強になったから。
そして、成田フリーダムU12の選手達にも、広義として同じサッカーをプレーする仲間として、試合中はバチバチでも、試合が終われば互いに健闘を労う姿勢を学んでほしいから。
それも4種年代を指導する私たちの姿勢の一つでもあると思うからです。
3試合を終えて決勝に進むことが出来た成田フリーダム。
私の記憶では、彼らにとって初めてでは無かったでしょうか。
相手は4種も同じブロック、今季は様々な場所でお目にかかる事の多い影森様
お互い手の内はわかっているからか、選手達は気合十分でキックオフ!
双方の良さが出た試合でしたが、ハイラインを敷いた成田DFラインを何度かブレイクされ失点。
現在負傷離脱中である成田15番と重なるような見事な相手7番の飛び出しでした。
その後もライン裏を狙われ続けます。
ここでカバーリングやリトリート出来ないのが今の力でしょうか。
攻撃面ではボールを保持し、崩しの機会を常に伺えたのも影響しました。
影森は奪ったら早い攻撃がある。
成田攻撃陣は上手くいっていると感じているのでボール動かしたい。
一方守備陣は、早く長いボールがあるのでラインをそこまで上げたくない。
こうなると味方同士の距離が遠くなります。
試合中に上手くいっていないのであれば、変えなければなりません。
所謂、自分達がやりたいサッカーに修正を加えなければならないので、多少苦痛です。
しかし、この苦痛を行わなければ、悔しさになります。
一旦修正する。
そのためには、焦りやイライラ、プライドが邪魔をします。
0ー2で迎えたハーフタイムでの選手からは、焦り・イライラが満載でした。
まだ前半。1点返せばひっくり返るぞ!
後半があるじゃない!!と送り出しました。
しかし、中々焦りを取り除くことは難しく、プレーにズレが生じてしまいました。
リラックスしていれば何でも無い崩しのパスも、前進するパスやドリブルもスピードが上がり過ぎてしまい相手に奪われてします。
早くボールが奪いたいのでファウルになってしまうなど(素晴らしいFKをスーパーセーブした8番ナイスでした)、難しい展開に終わってしまいました。
初めて【優勝】が見えた事で緊張もあったかもしれません(私も含めて)。
経験値としては、負けてしまいましたが、次を見据えられる良い試合でした。
美里 1-0〇
吉田 0-0△
秩父西 2-0〇
影森 0-2●
準優勝でした㊗
大会を開催頂いた 吉田サッカー関係者様
一日ありがとうございました。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
対戦頂いたチーム様
ありがとうございました。
保護者様
送迎・応援・審判協力
いつもながらありがとうございました!
今日よりも良い試合が見られるよう、今後とも励みます!
これからも応援ください。
選手の皆
これからも大会が控えています。
やってやろうぜ!
皆の力はこんなものでは無いぞ!
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