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田間宮招待大会 2022/4/2


新年度のスタート! 4.5年生から5.6年生になり初の活動日でした。

本日は、田間宮さんお呼び頂き、一日大会に臨んできましたので報告いたします。

会場は、鴻巣上谷グラウンドです。







 



1) 東松山ペレーニア② ×

2) 尾間木 ×

3) 御厨 ×

ここまで15分ハーフ

4) 田間宮 ×

5)白岡南 ×

ここまで20分ハーフ





 





本日の大会は、結果の通り悔しいものとなりましたし、選手達は自分や自分のチームと対戦相手の差を感じたのでないでしょうか。

では対戦相手との差はなんだったのでしょうか?

所謂、サッカーにおけるテクニックでしょうか...。

ボール扱いの習熟度でこれから述べる視覚からの情報量が変化しますが、テクニックの差は見て判断できます。

ですから、テクニックは重要な事であるのは間違いありません。

しかし、私が伝えたいのは、プレー中の頭の中(思考、判断)と気持ちの部分に大きな差があったのでは?ということ。

まずは、プレー中の頭の中について

どの場面でも良いのですが、選手が一つのプレーを行ったとき、行ったプレーの精度を見てしまいがちですが、ここで私が伝えたいのは、そのプレーを選んだ時に

  1. 何を見て(どのような状況か・味方/相手はどこにいるのか等の視覚情報)※ボールを持っている・いない及び攻撃・守備関係なく

  2. どのように分析して(自分の経験値や練習で意識してほしいと伝えれらた選択肢からのプレー選択)

  3. 何を選択したのか(上記1.2を経た上で)

この部分は、選手が頭の中で考えていることなので、プレーを行った際に見ているだけでは判断できません。

今日の例で挙げれば、ゴールキックから攻撃の始まりで、GKから近くにいる味方DFへ預けるボールが入りました。

預けられた味方DFがトラップした際、相手からのプレッシャーを受けてボールを奪われてしまったという場面です。結果だけ見れば、GKから近くの味方DFに預けたボールの強さ/速さ、味方のトラップ技術などテクニックに思うところが多いと感じますが、上記1.2.3に当てはめるとどうでしょうか?

実行までの流れ

​GK

味方DF

違い

1.何を見て

近くにいる味方DFがフリーなのを認識

・相手が近くに居るのを認識

・味方がサイドへ開いてボールを受けようとしているのを認識

GKは、近くの味方DFしか視野に入れておらず、相手が居ることを認識できていない。味方DFは相手が居ることは認識できているが、GKが自分を見ていることに気づいていない。

2.どのように分析して

・攻撃の始まりなので、完全にボールを預けられる味方DFからのボール保持

・味方DFがボールを預かってくれるだろう


・他の味方選手がサイドでフリーになって居たため、そこへ展開してからのボール保持

・GKはサイドがフリーな状況を見ているだろう

GKとDFで見ているところが違うので、分析結果は違うが、ボール保持を優先しているところは一緒。しかし、意思疎通が図れていない為、お互いが【こうするだろう】と分析を止めてしまった。

3.何を選択したのか

​ボール保持のため、フリーな味方DFの足元にボールを預けよう

サイドの味方にボールが入ったら〇〇しよう

​分析結果も異なるし、自分の考えを味方に伝えきれていないので、選択に違いが出てしまった。

表のように、選手それぞれ見ているものが異なると、分析・選択にも影響を与え、プレーした場合に望んだ結果が出ないことがあります(偶発的に上手くいく場合もあります)。

つまり、行われたプレーだけではなく、プレーの前段階の思考が何であったのか、繰り返さないためには、どの段階のどこに注視して指導していけば良いのかを考えています。

ここの部分は、積み上げ方式で考えないといけない部分ですから、指導者の理解と観察からの説明 × 選手の吸収しようとする気持ちがなければ成立しません。

本日の大会を通じて感じた事は、1年間の積み上げがどうだったのか?選手からするとすんなり腑に落ちる説明ができていなかったのかもしれません。

9名で臨んだ一日でしたので、5試合通した疲労や影響を受ける上記(思考・判断)の要素はあったはずです。

しかし、以下の条件はどのチームも同じです。

  • 参加選手数の違いこそあれ、1日5試合

  • 選手数が多ければ疲労度に違いが出るが、ポジションを与えられたチームへの責任(先発でも途中出場でも)

  • 試合のための準備①(練習における日々の積み重ね(サッカーに限らず、私生活でも))

  • 試合のための準備②(試合条件の把握(会場、試合時間、グラウンド条件等)と経験値からのイメージトレーニング)

そこで、気持ちの部分です。

所謂、精神論や根性論とは違います。

精神論や根性論は、指導者にやらされている事で、選手自身に選択肢は無く、生殺与奪は自分にありません。

私が思うのは、

サッカーに、チームに、試合に、練習に、そして自分に、自らの意思で向き合い臨んでいるのか。

こう書くと、小学生には難しいと思われるかもしれませんが、プロアスリートのように生活や名誉を懸けていこう!とまで言っているのではありません。

  • 試合のために練習で行っているプレーを全力で発揮しよう

  • 自分の得意なプレーを伸ばそう。苦手なプレーを知り、少しずつでも苦手意識を無くそう

  • 味方が守備で凌いだ。MF/FWの自分は相手より早く動きだしてボールの出口を作ろう

  • あのボールはラインから出そうだが、自分が走り切れば追いついて攻撃に転じる事ができるかもしれないから諦めない

  • あのボールはラインから出そうだが、自分が走り切れば追いついて攻撃に転じる事ができるかもしれない、でも追いつかないかもしれないから諦めよう

  • 得点を喜び、失点をとても悔しがる

  • 自分がミスをして相手のチャンスになってしまった。すぐに気持ちと考えを切り替えて、相手のチャンスを阻止しよう

一例ですが、サッカーは複雑な状況変化と、体力・精神面で激しくしんどいスポーツです。

それは、国や文化、年齢や性別などを問わず普遍的なものです。

ですから、成田フリーダムの選手全てが上記例の事はできると信じています。

心に火が灯れば(今までの心地よい環境から一歩踏み出せれば)ですが...

指導者としてはその状況に到達させなければならないと思いますが、チーム練習では補えない部分を自主的に行う練習(自主練)もあくまで自主的にですが行ってみたら良いのではないかと思い、選手達にも話をさせてもらいました。

本日対戦したチームの選手達との差が、ここぞの場面であったような気がします。



 



いよいよ来週から4種リーグが始まります。

本日の自分達はどうだったのか、私も含め振り返りが絶対必要です。

大会を開催いただいた 田間宮スポーツ少年団の皆様

対戦いただいたチームの皆様

ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。


保護者様

厳しい事も沢山あった一日でした。

送迎・応援ありがとうございました。


選手の皆

もうやるしかありません!

言い訳や何かのせいにできませんな!


追伸

本日の優秀選手です。

初めてに近いポジションながら1日奮闘した彼です。

選考理由については選手全員に話しましたが、これからタフになりそうです!
















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