成田フリーダムU12の活動報告です。
田間宮SSS様に呼んでいただき、Challenge Cupに参加してきましたので報告します。
会場は、上谷サッカー場
晴天の中、U12メンバー全員集合して、5試合を戦い抜きました!
理由は定かではありませんが、ウォーミングアップから選手間の取り組み方に温度差がありました。
なぜ、この練習に取り組んでいるのか?
これを行う事は、試合中のどの場面を想定しているのか?
初動、目つき、テンションの高低で分かってしまいます。
個人としてのモチベーション(試合に出たい・活躍したい)が及ぼすヤル気(試合に出たいからしっかりコンディションを整えよう・活躍したいからしっかり取り組もう)が足りないような気がしていました。
そこで、敢えて競争を促すような声掛けをし、取り組み方にどのような変化が出てくるかを観察しました。
試合で喜びたい選手、活躍したい選手、出場するのが当然だと思っている選手、スターティングメンバーではないだろうと考えている選手など様々でした。
計12名。
モチベーションが及ぼすヤル気が高ければ高いほど、チーム力が向上するのは言うまでもありせん。
そんな状況で迎えた第一試合は、以前に対戦させて頂いた事のある【行田SC様】
攻撃/守備のプランを提示して、まずは先制点を取ってこい!と送り出しました。
開始後、高い位置でボール奪取できそうな場面が何度かあったので、FWにそのまま続けるように指示。
やはり前線がボールを誘導してくれると、後方の選手達が判断良くプレーできます。
その状況から手を緩めず、先制点!
前線の守備と後方の連動 → 相手をスモールフィールドでプレーさせる → ボール奪取 → フリーランでエリアに侵入してきた味方の確認 → 相手の届かない場所へのコントロール → 素晴らしいシュート!ゴール!!!!
得点シーンだけを抽出すれば上記のようになりますが、直接得点に絡まなかった選手達の動きと判断も良かったと考えます。
ラインを整えて、中盤にコンパクトな状況を作り出し、セカンドボール回収の為に、ポジションを修正し続けていました。
選手達に伝えてきたことが、試合の中で具現化したことに喜びを感じた場面でした。
それ以降は、一進一退の攻防が続きましたが、守備での判断ミスからサイド深い位置をラインブレイクされ、相手の素晴らしいシュートで同点にされて前半終了。
どうしたら防げた失点だったのか。
ハーフタイムで選手間に統一し、後半もゴールを目指すよう送り出しました。
後半は、疲れから前線の足が止まった事で、中盤以降の守備に強度が落ちてきましたが、なんとか中央で踏ん張ってくれる選手達とGKの活躍で無失点でした。
攻撃面も負けじと奮起しましたが、カウンターの場面で躍動感のある選手が、1人や2人では散発的なもの...
それでもシュートまで持っていけたのは、最初に述べた【モチベーションが及ぼすヤル気】を整理して試合へ臨んでいる選手達が居たから。
そんな選手達は、体力的に辛くても【この瞬間を逃してはいけない】と動き出してくれます。
結果としては、1-1の引き分けでしたが、最後まで諦めない選手達が出てきてくれた事は嬉しかったです。
補食を摂って臨んだ2試合目は、【大宮別所様】
初戦と同じような戦いが出来るか期待しました。
お互いチャンスがある立ち上がり。
成田フリーダムは、前半5分までに決定機と言える状況が何度かありました。
思い返せば、この中から1本でも決まっていれば試合状況は全然異なったでしょう。
そこでゴールが奪えないでいると、相手の対応も変化し、こちらの弱点を狙われてしまう困難な状況に。
結果同じような位置で2本FKを与え、1本目は辛うじて守れましたが、ここでの経験を活かさず(考えず?話し合わず?)同じ状況を作り出されて失点。
これは一番きつい状況です。
同じ形で同じように動かれて失点してしまう。
試合での経験を試す絶好の機会だったと思うのですが....
ハーフタイムでは再度チームとしての守備を確認してもらいました。
そのためにフレッシュな前線の選手を投入。
さて何が起こりますかな?と注視しましたが、開始早々!?な状況に...
相手チームのボールを奪う動き出し、競り合いの強さに対して、後手後手の展開を演じてしまい、焦りから無用なボールロストも多くありました。
まさしく【焦り】からのミスを突かれ、最高のコースへのミドルで0-2。
GKも良く触ってくれましたが、低く速いシュートが素晴らしかったですね。
結果は 0-2の敗戦。
悔しさの残る試合でした...
この敗戦の捉え方にも選手間に違いがありましたので、試合直後のランと補食を摂りながらの選手間ミーティングを指示。
選手達自身で、試合への取り組み方や準備に時間を使ってもらいました。
3試合目は 【武蔵野FC様】
2試合目での悔しさに対し、何を変えてはいけなくて、何を変えなければならないのか。
この3試合目が持つ意味は大きなものでした。
チームが一つになるチャンスでもあり、逆も然り。
「この試合は大事な試合だぞ!」とこれだけ言って送り出し。
相手にボールを支配され、サイドでも後手に回るシーンが多かったですが、最後に踏ん張りを見せて失点はしません。
このまま耐える時間が続くと、同じような形を作られて失点も懸念しましたが、選手達で考え・スイッチを入れた事によるコーチングや励ましが増え、それに伴って守備で連動する良き現象が起きていたと思います。
そうなると、守備から攻撃の切り替えで素早い前進が出来るようになり、両サイドや中央からシュートまで持っていけるシーンが出てきました。
結果は 0-0引き分けでしたが、試合を通じて、【チームが一つになる】片鱗を見せてくれたのではないでしょうか。
この結果、2分1敗 得点1失点3。
得失点差で3位にて順位決定戦へ臨む事になりました。
順位決定戦の初戦は、同市内チームの 【熊谷フォルゴーレ様】
【躍動感を持ち続ける】これが試合前の私から。
しかし、試合への入りは今日一番良くありません。
せっかく3試合目で手に入れたチーム力も、前半はどこへやら?
ハーフタイムで発破をかけて臨んだ後半も、スイッチが入ったのは何人か...
結果は 4-0勝利も、最終試合へ不安が残りました。
最後の5.6位決定戦は、1試合目と同じ 【行田SC様】
負傷者が出た事によるポジション変更はあったものの、攻撃/守備で優先してほしい事に変わりはありません。
初戦は1-1の分け。
試合前から成田フリーダムU12の全メンバーが一丸となる、良い雰囲気でした。
この雰囲気はスターティングメンバーよりも、ベンチに居る選手達が作り出してくれたものです。
本来なら最初から試合へ出場したいであろう選手達ですが、盛り上げる/発破をかける声がけでチームの雰囲気を変えてくれる。
こういう選手達は、指導者にとって大変ありがたい存在です。
試合は早い時間帯に失点するもすぐに同点とし、集中力が切れる事なく前半終了。
ベンチに帰ってくる選手達は、頭と身体が疲れていましたが、目つきが違いました。
私からは、「このまま」の集中で臨む事と、CBに判断の簡素化を指示しました。
成田フリーダムの選手が集中しているのに対し、相手選手も高い集中で返してくる好ゲームで推移。
試合は1-1のまま後半終了。
大会規定にて1人ずつのサドンデスPK戦。
両チーム1人目が成功し、相手2人目のシュートをGKがセーブ!!
成田フリーダムは2人目も成功して勝利。
8チーム中の5位で大会を終えました。
結果
行田SC 1-1 △
大宮別所 0-2 ●
武蔵野FC 0-0 △
フォルゴーレ 4-0 〇
行田SC 1-1 PK 2-1 〇
10月に控える公式戦を前に、実りある一日となりました。
成田フリーダムU12は、何ができて、何を起こせるのか!
公式戦まで時間は少ないですが、良き部分を伸ばし続けて欲しいと考えます。
大会を主催頂いた 田間宮SSS様
お呼び頂きありがとうございました。
今後とも、よろしくお願いいたします。
対戦頂いたチーム関係者様
ありがとうございました。
保護者様
暑い中でしたが、いつも様々な面でご助力いただき感謝申し上げます。
今後ともご支援お願いいたします。
選手の皆
最後のミーティングで伝えた、
「厳しい要求をします!それをクリアしたら、次の厳しさを要求します!。だから最後まで易しさ無いと思う!」
優しいではありません。
易しい(すぐできるほどの要求)は無いという事です。
なぜそれを伝えたのか。
まだ伸びしろだらけだからです!
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