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埼玉県サッカー少年団大会北部地区予選 2022/10/2

成田フリーダムU12の活動報告。

埼玉県サッカー少年団大会北部地区予選の戦績です。

会場は、大麻生グラウンドです。

残暑ともいえる高温の中、北部地区代表をかけて選手が全力で戦ってくれました。







 






  1. 常盤 7-1 〇

  2. 寄居 1-2 ●

大会を2回戦敗退で終えました。



 






ー 常盤戦について ー

試合序盤、ボールの落ち着きどころを見いだせないでいましたが、暫くすると中央と左サイドで優位になり始めたことで、スムーズな前進が図れるようになってきました。

そこから先制点を奪う事に成功すると、連動と個人の閃きで何度もゴールに迫る事ができました。

ただ、常にDFライン背後を狙っている相手選手と、そこに出てくるハイボールの対応に若干の不安もありました。

ハーフタイムでカバーリングを整理。

 後半は中央のカバーリングも良くなりましたが、今度はサイドで数回ラインブレイクされ、そこからの大きな展開で失点。

攻撃面では、パス&ゴー、パス&ムーヴや、縦への鋭い突破など随所に良きチャレンジもあり、得点を重ねる事に成功しました。

助っ人参戦してくれた3年生にもゴールが生まれ、喜びに包まれて試合を締めくくれました。


ー 寄居戦について ー

まずは中央で優位に立つ事と、カバーリングを持続させる事。

これが試合前の伝達事項。

試合開始と共に、相手のポゼッションを耐えながら隙を伺う展開。

ボールを動かされる事で、体力と集中力を徐々に削られる中で、相手サイドの選手に対応する守備スライドが遅れ始めます。

最初は大きな混乱はありませんでしたが、左右の連動と上下の連動がチグハグになり始め、DFラインとMFラインが整理出来ない状況を突かれて、良い状態でシュートまで持っていかれてしまい失点。

その後は、予測と警戒の無いまま後手対応になってしまい、ゴール前混戦から追加点を奪われてしまいます。

まずは焦らず1点返しに行くことを伝達。

成田は、DFが踏ん張ってラインを上げてくれた事で、FW~GKまでの縦関係が整理され、セカンドボールを回収できるようになり始めます。

得点はその展開から。

素早い回収からサイドを抉ると、中央へ折り返したボールにまたもや助っ人3年生が触ってゴール!!

前半終了間際の価値ある得点でした。

ハーフタイムでは、守備組織を変更(ゾーンからマンマークへ)。

あとは「次の得点が大事だぞ!」と送り出しました。

後半は攻撃の軸を左サイドに置き、そこからの前進を狙いました。

何度か決定機を迎えるが、惜しくも枠を外れるなど得点には至りませんでした。

ゴールを奪うために全力で相手ゴールへ迫る選手達は、多くの時間で相手を自陣に釘付けに。

後はゴールだけ...

しかし、そのまま試合終了。

その場で泣き崩れる選手達を誰も責められない、誰にも文句を言われない。

そんなプレーを見せてくれ、私も目頭が熱くなりました。

ベンチに戻ってきた選手達は、目に涙を浮かべ、鼻水を垂らし、嗚咽しながら私の話を聞いてくれました。

私は「皆は素晴らしかった!良く頑張った!」としか言えませんでした。

自分でも不思議でしたが、いつの間にか選手一人ひとりを抱きしめ、頭を撫でていました。

予想を遥かに超える選手の頑張りに、感極まったのでしょう。

成田フリーダムの選手として、一人のサッカー選手として、チームとして、

胸を張って良い戦いだったと思います。

直前の負傷で大会に参加できなかった選手(応援ありがとう)や、体調不良により参加できなかった選手の分まで、

よくぞここまで!!

君たちは凄いよ!

一緒に活動し始めた頃を思い出しながら、そんな気持ちになりました。

 





私が成田フリーダムU12と共に活動を始めたのが1年半ほど前。

4年生と5年生の選手達でした。

それまでも練習風景や試合の模様などを観る機会がありました。

その時の印象は

やんちゃで明るい、でもサッカーになると...?あの元気と明るさはどこへ?

プレーの良し悪しでは無く、試合や練習などからは【サッカーをやっている】という捉え方に見えました。

この【やっている】という意識は、自分の限界点を容易に作り出すものです。

では、【やっている】のでは無く、【やり続けている】もしくは【取り組んでいる】ではどうでしょうか?


例えば、ボールを蹴る練習

【やっている】選手は、蹴る強さにバラつきがあり、精度が毎回異なっても【蹴っている/やっている】からと満足してしまいます。

一方、【やり続けている】【取り組んでいる】選手は、味方の位置を見て、蹴る強さを感覚として足と脳に記憶させ、精度に満足がいかなければ「まだまだ(あ~~)、もう一回良い?」と修正を試みます。

文字にしただけでも、どちらがサッカーというスポーツを行うのに刺激的かわかると思います。

サッカーだけに限らず、学習でも同じ事が言えますよね。

そんな印象だった選手達に、私が最初に伝えたのは

  • サッカーをプレーする楽しさ

  • サッカーの激しさと厳しさ

  • サッカーの知識

プレーする楽しさを感じてもらうのは簡単でした。

それは、華麗なゴールではありません、絶妙なスルーパスやドリブルでもありません、試合での勝利でもありません。

ただ、ボールに触れる(手でも足でも)時間を増やし、一つのボールを奪い合う機会を沢山作りました。

そこにボールがあれば蹴りたくなる、触りたくなる...これを我慢させずに触りまくる。

手は土で汚れ、ポカンとしていれば顔面にボールが当たる事も...

それでもボールに触りたい!そんな欲求がサッカーを楽しむ上で大事だと考えたからです。


次に、激しさと厳しさ。

これは楽しむ事が出来ないと叶いません。

ボールを奪い合う楽しさには、体力・気力共に激しさに耐えうる事が必要です。

ですから、練習の中で1対1でも、ミニゲームでも、紅白戦でも激しくぶつかる事と向かって行くことを何度も要求。

勿論、多少の接触ではファールは取りません。

そんな中でもボールを奪われない、奪い返す判断力を要求しました。

また、厳しさについて伝えたのは、サッカーはチームの中で個性を発揮するスポーツだから。

まずは私の話を聞けるかという事と、その前提にある集合できるかというところ。

はっきり言って、初めて会った時にこの部分が一番の課題でした。

集合までに時間が掛かるので、話が始められないのです。

そこで、基準を設けました。

集合は最低でもジョギングで!

話を聞く時は、目線を私に!

1日に2回目までは注意にする。3回目は目の前で話を聞くか、練習を見学にすると。

初期の頃、3回目を晴れて迎えた選手がおり、いつも私の前で話を聞いていたのが懐かしいです(笑)

今では集合と話しを聞く事について注意をする場面は、ほとんどありませんね。

選手の意識に感謝です。

もう一つは、喜怒哀楽を表現すること。

これは私が率先して...主に 怒 と 楽 ですが。

自分を評価できる/納得できるプレーについては、全力で喜ぶ。

その機会を増やしたかったのです。


そして、サッカーの知識。

ルールに則っていれば、どんなアイデアもOKだよね。

こんな事もできるよ。こんな所を見ようよ。これをどうしようか?

選手に求めました。

そして求めた側の私も知識を追い求めることが必要でしたから、増々サッカー好きになれました。

知識の探求に終わりは見えない。

選手のお陰で私が成長できた部分でもあります。


これまで、沢山の練習や試合を一緒に経験させてくれました。

困難な状況が多かった中でも、選手が【やっている】から【やり続ける】【取り組んでいる】に徐々に変化する過程を一番近くで見られた事は、私にとって感謝しかありません。


 



県大会への挑戦は、本日にて終わりを迎えてしまいました。

しかし成田フリーダムU12としての活動は、卒団を迎えるまで続きます。

何も失うものなどない戦い。

つまりチャレンジし放題!

これからも大会はあります。

5年生には年末に新人戦があります。

選手と果たしていない約束もあります(あのチーム、このチームに勝ってやろうぜ♪)

まだまだ伸びしろ以外が見当たりません。

これからもよろしくお願いします!


大会を主催頂いた各団体様

対戦頂いたチーム関係者様

本部運営して頂いたFコーチ、S様

ありがとうございました!

今後ともよろしくお願い申し上げます。


応援に駆けつけて頂いたコーチの皆様

この場をお借りして感謝申し上げます。

これからもよろしくお願いいたします!


保護者様

送迎、応援、設営、審判協力。

いつもながら感謝いたします!

とても励みになりました。

これからも一緒に戦ってください。


選手の皆

良い一日をありがとう

お疲れ様でした。









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